コラム COLUMN

2020年 9月17日 立体文字看板の製作を行うときのポイントとは?

街中で見かける看板には、平面に印刷された看板もあれば、文字やロゴを立体にして浮き出て見える3次元の看板もあります。この3次元の看板のことを、「立体文字看板」といいます。

 

立体文字看板は文字が強調されたり、照明を使うことでオシャレに演出できたりすることから、平面看板よりも目をひきやすいといわれます。今回は、立体文字看板を作成するうえでおさえておきたいポイントを紹介します。

 

 

立体文字看板とは

立体文字看板とは、企業名やロゴを立体で作成し、建物の壁面や屋上、袖看板などに設置した広告物のことです。「チャンネル文字」とよばれることもあります。

 

立体構造のため光と影を使った演出により、高級感や重厚感など表現性の豊かな看板をつくれるのが特徴の一つです。特に夜間は、文字の背面にバックライトを設置して黒文字を浮かび上がらせたり、文字内部にLEDなどの照明を設置して彩ったりと、通行人の目をひく看板を作成できます。

 

立体文字看板には、文字の作り方や形状から「切り文字」と「箱文字」の大きく二つの種類に分かれます。文字の形で与えるインパクトが異なりますから、それぞれの特徴を把握した上で選択しましょう。

 

立体文字看板の種類:切り文字

厚みのある素材を、文字やとロゴなどの型にあわせて切り抜いたもの。素材の厚みが、文字の厚みとなり、1mmから10mmほどの厚さが一般的です。壁面にそのまま設置するものもあれば、照明を用いて陰影をつけることで文字を強調する看板もあります。

 

オフィスビルに入居する企業のエントランスや、屋外壁面への設置、屋上看板など、業種を問わずいろいろなところで活用されています。

 

立体文字看板の種類:箱文字

薄い板状の素材で文字の輪郭をつくり、内部を空洞にして箱状になった立体文字です。空洞になった内部に、LEDや蛍光灯などの照明を設置することで、クールに輝かせたり華やかに魅せたりと、さまざまな表情の看板を作成できます。

 

文字の厚みは、10mmから100mmくらいが一般的。店舗名やロゴ、キャラクター、商品名など、光で目立たせるのに効果的です。

 

 

立体文字看板の用途について

立体文字看板は、一般企業から店舗、銀行、警察や役所の入口に掲げられている看板など、あらゆるところで目にします。文字だけでなく、ロゴやキャラクターなど形状もバラエティーです。

 

身近なところでは、建物の壁面や店舗のエントランス付近、屋上看板などに、社名や店名の立体文字を掲げる壁面看板です。高い場所に設置して照明を当てることにより、夜間でも遠くから視認できるなど存在感をアピールできます。

 

また、外壁にステンレスの切り文字看板を使用して、高級感のある雰囲気を演出するのにも有効です。

 

学校や工場などの門柱や外柵などに掲げるプレートに、切り文字の銘板サインを設置するケースもよく見られます。社名やロゴ、マークなど高級感のあるサインに仕上がります。

 

オフィスビルの受付や、ホテルのドアに付けられた部屋番号などの案内板にも、立体文字が使用されています。

 

このほか店舗を始め、箱文字の立体文字看板に照明で目立たせているところも多いです。とりわけ夜のネオン街など繁華街で使用されるケースが多くみられます。

 

 

立体文字看板の素材について

昔の立体文字看板の素材は、木材が主流でした。古くからある伝統的な店や酒蔵では、大工職人が木材のプレートを彫刻して文字上に金箔を貼り付けた「浮き出し文字」の立体文字看板を掲げているところもあります。手づくりで味のある看板に仕上がるのが特徴です。

 

現在では、パソコンでデザインした形状通りに機械が自動的に加工する様式が大半。素材もカルプ、ステンレス、アクリル、アルミ複合板など多様で、会社や店舗のイメージに合わせて作成できます。ここでは、現在主流の素材について紹介しましょう。

 

立体文字看板の素材:カルプ

低発泡のウレタン樹脂素材をベースにし、切り文字に適した素材です。カルプ自体は耐久性に優れないため、その上にほかの素材を貼り付けた複合材とするのが一般的。屋内用の看板には塩ビ板やアクリル板などを、屋外用にはアルミ複合板やフィルムをカルプの上に貼り、塗装でコーティングして仕上げます。こうすることで、耐水性に優れ汚れや腐食も防ぎやすい立体文字看板を作成できます。

 

主素材はウレタン樹脂ですから、軽くて設置がしやすいのがメリットの一つ。また、金属製と比べてコストを抑えられる点も魅力です。厚みは、10mmから50mmまで幅広く加工もしやすいため、さまざまな形状の看板を作成でき、飲食店、美容室、クリニックなど店舗用の看板素材に人気があります。

 

立体文字看板の素材:ステンレス

高級感を演出するなら、ステンレスがおすすめです。素材のもつ独特の光沢が、輝く美しさを演出できます。

 

鏡面加工によってツヤのある表面にしたり、フィルム加工やメッキ加工などで重厚感ある文字を演出したり、華美にならない程度に強調できることが特徴。また、サビに強く寿命が長いのもメリットです。

 

官公庁、学校、企業、マンション、ホテルなどの銘板サインに活用されるケースが多くみられます。

 

立体文字看板の素材:アクリル

オシャレに演出できるアイテムとして、アクリル樹脂を加工した立体文字看板も人気があります。

 

透過性に優れた素材のため、壁面に設置する際は背景色と同化して文字が見づらくなりますが、照明を工夫することで輝きと影によって文字の輪郭をはっきりと見せられ、おしゃれな空間づくりにも寄与します。なお、フィルムや塗装などで色を付けることも可能です。

 

アクリルも耐久性のある素材ですが、汚れが目立つ素材のため室内で使用されることが多いです。オフィスビルのエントランスや各企業のエントランス、受付カウンター、店舗の装飾品などで活用されています。

 

立体文字看板の素材:アルミ複合板

アルミ複合板とは、発砲プラスチックを薄いアルミ板で挟んだ複合板のことです。文字の表面はアルミですから、落ち着いた輝きを見せられ高級感を演出できます。一方で、内部はプラスチックのため軽く、でこぼこしている外壁でも針金やビス止めで設置できる施工の容易さも特徴の一つです。

 

耐久性に優れ、サビにくく、また汚れにくい素材ですからエントランスの壁面看板や銘板サインなど屋外に設置する立体文字看板に適しています。

 

また、価格が安いのも魅力。切り文字のなかではもっとも安価に作成できます。厚さは3mmほどでカルプよりも薄く、レーザーカッターであらゆる形に加工できる素材ですから、文字やロゴだけでなくキャラクターの立体看板などに使用されることもあります。

 

 

立体文字の大きさについて

文字の大きさは、通行人との距離で決まります。たとえば、10メートル先から読める文字の大きさは、和文は40cm以上、英文は30cm以上が必要といわれます。走っている車からでも視認できる(約40メートル先から見える)大きさにする場合、和文は160cm以上、英文は120cm以上とされます。

 

設置環境にもよりますが、どこから視認できれば良いかという視点で、立体文字看板の文字の大きさを決めるのも一手です。

 

 

銀の汐メディアワークスの立体文字看板について

銀の汐メディアワークスでは、切り文字、箱文字いずれの立体文字看板も制作可能。素材や厚み、形状など、お客様のご要望や設置個所などを勘案した上で、最適な看板をご提案いたします。

 

当社の立体文字看板は、高級感とインパクトが抜群な仕上がりになることが特徴です。設置の施工についても対応いたしますので、立体文字看板をご検討の方は銀の汐メディアワークスまでお気軽にお問い合わせください。

 

販促物・看板・広告デザイン等の
お問い合わせはこちらまで
お電話の方は 082-532-8188

(受付時間は、平日9時から18時までとなります。)

看板・デザイン・カッティング等
見積無料!
カッティング(ZUND)
電話でお問い合わせ
限定商品はコチラ

看板・デザイン・カッティング等見積無料