コラム COLUMN

2020年 7月6日 名刺の作成や印刷を行うときのポイント

取引先の顧客に少しでもインパクトを与えようと、オリジナリティに富んだ名刺の作成を検討されている方も多いのではないでしょうか。

 

「サイズやデザインなどにこだわった名刺を作りたい!」と思っても、名刺は自己紹介のツールですから最低限のルールを守る必要があります。

 

そこで、名刺を作成する際にこれだけは知っておきたい基本的な情報をまとめました。

 

名刺のサイズについて

名刺のサイズには、

・通常サイズ

・欧米サイズ

・小型サイズ(女性名刺)

の大きく三つのタイプに分けられます。

 

これ以外のサイズも、印刷会社に依頼すれば作成可能ですが、ビジネスで交換する名刺はその後、ホルダーやケースなどに保存されることを考慮すると、定型サイズを作成することをおすすめします。

 

通常サイズの名刺

日本で使われる名刺のサイズは、91× 55mmが一般的です。

尺貫法が用いられてきた日本では、長辺は3寸(約91mm)、短辺は1寸8分(約55mm)が名刺の黄金比として、今もなお残っています。

印刷業界(JIS規格)では、「4号サイズ」ともいわれます。

 

欧米サイズの名刺

欧米諸国では、89×51mmが一般的な名刺のサイズとして広まっています。

これはポンドヤード法で設定したもので、長辺は3.5インチ(約89mm)、短辺は2インチ(約51mm)を標準的な名刺サイズとなったようです。

 

日本と比べて少しコンパクトですが、外資系企業や海外の方と名刺交換されることが多い場合は、欧米サイズの名刺を用意すると良いでしょう。

 

小型サイズの名刺

小型サイズは、欧米サイズよりもやや小さい85×49mmの名刺です。

別名を「女性名刺」「社交名刺」ともいわれ、印刷業界(JIS規格)では「3号サイズ」ともよばれます。

 

通常サイズより小さいことから相手の印象に残りやすいというメリットがあり、デザインにこだわりたい方やプライベートで利用したい方に人気があります。

 

名刺レイアウトついて

名刺に記載されている情報には、

・名前

・会社名

・肩書(所属部署名)

・連絡先(住所や電話番号、メールアドレス)

などがあります。

 

最近では、ホームページのURL、ツイッターやフェイスブックなどSNSのアカウントを記載する名刺も増えていますし、オリジナリティを出すために自身の写真やイラストを掲載している企業もあります。

また、名刺からホームページなどほかのメディアにリンクしてもらえるよう、二次元コード(QRコードなど)を掲載するなどの工夫もみられるようになりました。

 

これらの情報を、限られた紙面のなかで相手にわかりやすく伝えられるよう、レイアウトをしっかり検討することも大切です。

 

さらに、名刺には縦書きと横書きの両タイプが存在します。

 

横書きの場合、カタカナや英数字が見やすく、相手に明るくおおらかな印象を与える効果があります。一方の縦書きは漢字が多い場合に読みやすく、落ち着いた印象や誠実感を与えるといった効果があります。

 

最近では横書きの名刺が多く感じられますが、相手に与えたい印象によってレイアウトを考えるのもポイントの一つです。

 

名刺のフォントについて

フォント(書体)には、会社や人柄などのイメージを与える効果があります。

 

一般的に用いられる「ゴシック体」や「明朝体」だけでなく、学校の教科書などで使われる「楷書体」や、デザイン性に優れた「モリサワ」などのフォントが使われることも多くなっています。

 

また、情報量が多くて小さな文字の多い名刺には、視認性に優れた「UD(ユニバーサルデザイン)フォント」がおすすめです。

 

フォントサイズにも、見やすい大きさがあります。たとえば、名前は14pt、会社名は12pt、肩書や住所・電話番号などは7ptを基準に、相手の印象に残るような名刺を作成しましょう。

 

オンデマンド印刷とオフセット印刷の違い

こだわりの名刺を作成するなら、印刷方式も注目したい要素です。

 

印刷方式には大きく、オンデマンド印刷とオフセット印刷に分けられます。

印刷に詳しくない方には聞きなれない言葉ですから、何が違うのかわからない人もいらっしゃるでしょう。しかし、どんな名刺を作るかによって印刷方式が変わってきますので、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。

 

オンデマンド印刷とは

オンデマンド印刷とは、原稿のデジタルデータを直接読み取って出力する印刷方法です。

 

オフセット印刷の場合は「版」を作って印刷しますが、オンデマンド印刷では「版」が不要なため、初期に必要なコストや納期までの時間が抑えられます。

急いで名刺を作成したい方や、少量でよい方にはオンデマンド印刷がおすすめです。

 

ただし、オンデマンド印刷は1枚あたりの印刷単価が何枚作成しても同じであることから、大量に作成するとコストは高くなりがちです。

また、オフセット印刷と比べるとベタ塗りした部分にムラが生じやすく、デザインにこだわりたい方や凹凸のある用紙に印刷したい場合は、注意が必要です。

 

オフセット印刷とは

オフセット印刷とは、「版」を使って印刷する方式です。

 

最初に「版」をつくる際に、時間とコストがかかるものの、大量に印刷することで1枚あたりの単価を下げられるため、たくさん作成したい方ならオンデマンド印刷よりも低コストにできます。

 

また、細部まできれいに印刷できることもオフセット印刷の特徴です。写真を掲載する名刺、曲線やグラデーションを多用した名刺など、デザインにこだわりたい場合にはオフセット印刷がおすすめです。

 

そもそも名刺はなぜ使われるのか?

名刺は、相手に自分の素性を伝えるための自己紹介カードです。

名前や会社名を覚えてもらうことはもちろん、後で連絡をしたいときに名刺を見ればすぐに確認できるといった役割もあります。

 

このため、長期間保存しても色褪せや文字が消えるといったことがないよう、耐久性の高い紙質や印刷技術も求められます。

 

社会人としてビジネスに携わる方であれば誰もが所有する名刺ですが、最近では学生でもサークル活動や就職活動などに用いるケースも多くなっているようです。

 

名刺のルーツをたどると、中国で生まれたといわれます。

三国時代の一国、後漢の武将であった朱然の墓からも名刺が発見されており、二千年近く前から使われていたことが確認されています。

 

なお、当時の名刺は竹を割って名前を期した札のようなものでした。この竹を「刺」とよばれたことから、名を書いた刺、「名刺」というようになったそうです。

 

ちなみに、名刺を渡すタイミングは日本と海外では異なり、日本では相手に会ってすぐに名刺を渡すのが一般的ですが、海外では別れ際に渡すことが多いようです。

 

銀の汐メディアワークスの名刺印刷について

銀の汐メディアワークスでは、お客様の顔となるようなフルカラー印刷の名刺を作成いたします。

 

どのような名刺を作成したいかご要望を伺ったうえで、デザインや紙質などをご提案。

デザイン確定後、広島市内であれば最短2日で、ほかの地域でも最短3日で完成した名刺をお届けいたします(特殊な紙を使用する場合は、発送までの日数が増えることもあります)。

 

配送は運送便にてご希望の場所へお届け(別途送料)。広島市近郊であれば、当社が直接お届けすることも可能です。

 

1ケース(100枚)から大量に必要な場合まで対応できますので、名刺印刷のことなら銀の汐メディアワークスまで、お気軽にご相談ください。

 

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